かつてはリッジレーサーやレイジレーサーに夢中になっていた自分も、
いつしかレースゲームからは遠ざかっていました。
そんな中、最近になって何気にグランツーリスモの歴代のオープニングや
ユーザーさんのプレイ動画などを繰り返し眺めていたら、
自分も久しぶりにGTを触りたくなったので、このありさまです。
PS4が発売されて1年以上経った今、あえてPS3を選ぶことにかなり躊躇しましたが、
いざ買って開封してみると、これまでの悩みは遠くへ吹っ飛びました。
画面が4:3から16:9に変わり、ユーザーインターフェイス(クロスメディアバー)と
グラフィックの美しさも当然ですがPS2とは明らかに異なり、
私個人の用途ではまだまだ現役で使えるクオリティーです。
PS3も他のゲーム機と同様に、本体とソフトの更新はネット経由で行われるので、
オンライン環境を推奨しています。
遅まきながらGT6を始める
長いダウンロードとアップデートに苦戦
そこで問題が発生しました。
オンラインアップデートは回線難民にはシビアな面があります。
その内容が10GBを超えるようなものは、とにかくダウンロードに時間がかかる。
GT6のアップデートもそれに該当するようなので、
PCのOSをアップするくらいかかるんやな…と予想。
私がPS3にGT6をセットしたとき、アップデートの項目が19と表示されました。
ウチのADSLは12Mで、それを無線にすると正味2Mぐらいになります。
9月5日(土)、夜20時前にダウンロードを始めて終わったのが翌朝6日(日)の9時前でした。
まあ12時間以上かかったとはいえDLできてよかったな…と思いきや、
仕上げのインストール中にエラーが発生し、全くアップデートできず…。
そこで再起動を繰り返したり、セーフモードでファイルシステムの修復や
データベースの再構築を試してみましたが、状況は変わらず。
ああ〜これが巷で騒がれているGT6の洗礼か…と頭を抱える…。
一からやり直し
しかし、ここで引き下がったら11年振りにPSを買った意味がない。
仕方がないので10GB超の壊れたデータを消去し、次はPS3を有線につないで再挑戦。
確かに有線は無線より速度が出て、序盤は比較的順調に進みましたが、
更新19項目のうち、5項目を終えたところで回線が切れてしまいました…。
日が暮れてもまだ何も始まってもいない現実に、私もだんだん疲れてきたので、
とりあえずGTの冒頭だけでも触ってみようと、更新は一旦保留にする。
最初の起動時に表示されるアップデートの要求をキャンセルして、
ようやくGT6を再生させました。(もっと早くそうすればよかったものを…)
アップデートを中断してプレイ(実はここがポイント?)
TVの画面で改めて見るGT6のオープニングは煌びやかで迫力があり、
ああ〜コレが見たかったのよ…と再生だけでもできたことに安堵…。
(やっとTVで嘉生大樹さんの曲も聴けたわ〜という感じ…)
OPを堪能後、ユーザーネームを登録し、まずはクリオでブランズハッチを1周しました。
そのチュートリアルを経て、小洒落たBGMが心地よいメニュー画面をザッと見渡してから、
いよいよ入門コースへ。GTは4以来なので、本当に久しぶりです。
最初にプレゼントされたフィットを早速ボコボコにしながら走り、
いくら最初は易しめに設定してくれているとはいえ、
あんな蛇行でよく表彰台に乗れたなあ…と苦笑しつつプレイを終わらせました。
(そしてNINのCame Back HauntedがレースBGMに使われていることを今頃知る…)
それから数分後、再びDLに取り掛かりました。
これでも失敗したらルーターを買い換えてみるかPS本体のフォーマットやな…
と思いつつGT6を再起動させると、何と先程DLしかけていたものが、
その途中から再開されました。
小分け作戦の果てに
どうやら5項目分はダウンロードに成功していた模様。
GT6のアップデートは、1項目をDLしてソレをインストール、
それが終わったら次の項目へと自動的に続いていく形となっています。
ということは、回線難民は一気にDLするよりも小分けしたほうが成功率が高いのかもしれない?
ここで欲を出して、残りの項目全てを長々とDLしてまた失敗…を避けるために、
次も同じように数項目DLしてキャンセルし、再起動という手順を踏みました。
そうやって3回に分けてDLとインストールを繰り返し、
そして最終の仕上げのインストール(←ここが正念場で緊張するところ)を経て
晴れてGT6のアップデートが終わったのでした。
道のりは長かった……。
補足:GT6はまず購入時の最初のバージョンでプレイしてデータを残し(自動作成されます)、
それから少しずつアップデートしていった方が成功率が高いらしいです。
実はスカイラインが好き
そんなこんなで、一時はどうなることかと思いましたが、以降トラブルはなく、
ゲームは普通に動いています。現在は国際Bクラスまで来ました。
クラスが上がるごとに周回数が増してコースが難化し、ライバルの数も増えてくるので、
手持ちの車がだんだんパワー不足になってきたのが恐ろしや…。
私は車に関してもド素人ですが、昔からなぜかスカイラインは好きなので、
真っ先にスカイラインクーペを買い、それからGT-Rと、スカイラインGT-Rを買い足しました。
現在はV36クーペ(370GTタイプSP ’07)がお気に入りで、
コレでレースした後のリプレイを見るのが大きな楽しみです。
自分の走りに魅入る
そう、GTで個人的に一番ハイライトなのが、リプレイです。
美麗なグラフィックと多彩なカメラワークのおかげで、私のようなヘタクソでも、
走りがそれなりに見えるのがとても魅力的です。
クラッシュしようが蛇行しようが、ボディがボコボコであろうが、
それもまた味というか、(自分が勝手にそう思うだけかもですが…)
そんなアクシデントの数々も効果的に魅せてくれるのが、GTの偉大なところです。
お気に入りのクーペ以外でも、NSX Type R(’02)やフェアレディ240ZG(’71)、
コルベットC7(’14)、メルセデスのAMG(VGT)を走らせたときも、
その見映えの良さに思わず惹き込まれました。
当初は単に鈴鹿などのリアルサーキットを走りたくてゲームを始めたつもりが、
今やそのリプレイを見たいがために、コントローラーを握り締めています。